自立のお手伝い
自分でできる事は自分で
けがや病気で脚が動かなくなり、車いすでの生活を余儀なくされている人がいます。このような方は、生活する上で家族や介護の方の手を借りる必要があります。しかし、自分の力でできる事があればできるだけ自分の力で、そう考えている人も大勢います。
腕を使って物を拾う
車いすで生活する上で困る事の一つは、落とした物を拾う事です。脚の踏ん張りが利かないため、物を拾おうとしてかがむと、車いすから転げ落ちてしまう事があるのです。
そこで開発されたのが、車いす用のロボットアームです。
小さなアームで、最大の効果
コンパクトに収納
ロボットアームの最大の特徴は、とてもコンパクトな事です。
ロボットアームを収納すると、電動車いすとほぼ同じ幅に収まってしまいます。今まで車いすで走行できた所なら、ロボットアームを取り付けても問題なく走行できます。
床に落ちても大丈夫
ロボットアームの先端のロボットハンドは、床面ぎりぎりまで下げる事ができます。そのため、床に落ちた物を拾う事もできます。
テレビのリモコンや鉛筆・ペンはもちろん、床に落ちた名刺まで拾う事ができます。
アームの設計思想
ロボットアームの関節の軸が、全て縦向きなことにお気づきでしょうか。
軸を縦にする事で、万が一電源が切れても、自重で関節が曲がる事はありません。さらに、各関節のモーターはアームの重さを支える必要が無いため、比較的低出力で安価なモーターを利用する事ができます。
また、このアームは最大1kgの物を支える事ができます。
自在にコントロール
車いすの操作と同じように
ロボットアームを操作するコントローラも、障がいの度合いに合わせた工夫が必要です。このロボットアームでは、専用のコントローラを取り付けるのではなく、車いすを操縦するジョイスティックをスイッチで切り替えて使用しています。そのため、腕を大きく動かす事ができない方でも、車いすの操作と同じ要領で操作する事ができます。
この他にも、ボタンを使ったコントローラーなど、様々な入力装置を考案中です。
リハ工学カンファレンス in 名古屋国際会議場に出展したときの様子もご覧ください。